30代の若手個人投資家として成功している著者が、その実体験をまとめた本。具体的には、「2001年、大部分の投資家が損を被る中、著者を含め著者がアドバイスしている関係者が損とは無関係の年となった」「株式市場は儲けなければ意味がない。儲けることが、難しいと判断したら休むのが正解」「大切なお金をいかに減らさないで増やすかが人生の中では比重が大きいはず」「著者が要所をうまく切り抜けられたのは、単に情報レベルではなく、日常の生活スタンスも重要であるという結論を得たこと」というように、稼ぎ、節約し、殖やすことについての著者独自の投資哲学がわかりやすい言葉で解説されている。
全部で6章からなり、1章「お金と上手くつきあう普遍法則」では、収入をできるだけ貯蓄に回し、自分の年金は自分でつくる覚悟を持つこと、2章「普段の生活態度でお金を増やす方法」では、付き合う人を選別し、保証人には絶対にならないこと、3章「株式投資での勝ち方 心得編」では、極力ネット証券だけを使うこと、購入時に売却のシナリオを決めておくこと、4章「株式投資での勝ち方 戦略編」ではホームページの有効活用、重視すべき経済指標など9つの戦略、5章「私が最近投資した実践例」ではネット株空売りの成功例、猛暑関連株の失敗例、6章「富裕層のためのお金とつきあう方法」では、選択すべき商品等の紹介がある。株式投資で成功したい人のみならず、初心者でも気軽に読める本だ。(増渕正明)